サウンドハウスさんから、Classic Pro CMU200をお借りしました(記事内リンクはアフィリエイトです)。素直な意見を書いていいと言われていますので、忖度なしにレビューします。価格は記事執筆時点で約4000円(税別)です。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CMU200

現在、ポッドキャスト制作の最前線で活躍されていますポッドキャストプロデューサーのKONさんも、このCMU200をおすすめしています。
それくらい扱いやすく音質もプロ太鼓判のCMU200、その実力を検証していきます!
なお、上位機種であるCMU400のレビューもしていますのでご興味あるかたはこちらもぜひ。
ハードな検証環境を用意
ダイナミックマイクに期待するのは、声に特化した録音性能。それを試すべく、通常ではありえない、大きな音がする検証環境を用意しました。
ポンプ:電池で動くペットの給水ポンプです。ガガガという耳に不快な動作音がします。
ミニ扇風機:羽を保護する柵が細かいですので、かなりの風切音がします。弱ではなく中で回していますので、となりにいるとかなりの音がします。
マイク:大きな音のする機器の間で録音します。
実際の音声がこちらです。部屋の音や微細なささやきまで収録できるマイク=コンデンサーマイク(FIFINE K669B)で、録音してみました。実際のサンプル音声です。かなり音が大きいのでご注意下さい。(Windowsのサウンドで入力ゲインは80%にしています)
いわゆる静かな環境~寝室や図書館、といった場所は25dB前後、静かな住宅地が50dB前後、会話が大きく聞こえる~60dB以上、という一般的な音の大きさにおいて、今回の環境はそれなりに音がする住宅地、というくらいの環境にはなっています。

このポンプ、近くで計測すると本当にうるさいです。

この2つの大きな音のする機器に挟まれて、CMU200の録音テストをしてみたいと思います。果たして、ダイナミックマイクの真骨頂である「声のみをしっかり録る」はできるのしょうか。
CMU200の外観はとてもシンプル
CMU200はXLR/USB両対応、カーディオイド、60~16,000Hz、重量236g、24bit/96kHz ADコンバーター内蔵のダイナミックマイクです。
梱包はとてもシンプル。CMU200本体と日本語取説、USBケーブル、マイクホルダーが付属します。

CMU200はいわゆるカラオケにあるようなマイクの外観をしています。ただ、PCやスマホにUSBで直接刺せるという機構をもつため、円筒のようなややずんぐりとしたフォルムになっています。

重さは約250gで、大きめのスマホくらいのずっしり感です。手に持ちますとこんな感じ。カラオケにあるようなマイクという感じでまったく違和感はありません。シルバーで小さく印字されたロゴだけ、というデザインもすっきりしていて良きです。

ポッドキャスト収録をする場合には、これを手持ちで話すのが良いでしょう。やはり手持ちで喋りますと、口との距離を「意識して」一定にするようになります。人気ポッドキャスト番組の「ゆとたわ」でも、パーソナリティの2人はSM58というマイクを手持ちで録音しています。
参考記事:https://brutus.jp/post-91712/
もちろん、同じブランドのClassic Pro からリリースされています卓上マイクを使うのもありです。こちらも約2000円という圧倒的コスパの神スタンドです。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DTMS 卓上マイクスタンド
背面もとてもシンプルで、XLR端子と、USBタイプCがあるのみです。接続で迷うことはないでしょう。

CMU200のサンプル音声
まずはとにかくこちらのCMU200で録音したサンプル音声を聴いて下さい。USBでPCに接続し録音。無加工です。
これ無加工ですからね!
とくに何か特殊なフィルターアプリを入れているわけではありません。AudacityでUSBマイクを選択し録音しているだけです。周囲の音を抑えつつ、声を中心にしっかり録音してくれています。
冒頭のノイズだらけの環境音をぜひもう一度聴き返してみて下さい。もう驚きしかありませんよね。5000円未満でこの音質が手に入るのですから、ダイナミックマイク初心者には間違いなくおすすめできます。
しっかりした声の輪郭、無音部分の無音状態、そして、高音域まで再現される録音性能。これが、5000円未満のUSBダイナミックマイクで実現されることには感動しかありません。

最初聴いたときに私も耳を疑いました。しかし、本当です。入力ゲインをもう少し上げれば、さらに声の本体はくっきりしますが、ノイズはさすがにのってくるでしょう。ですので、素材としてはもう十分これで良いでしょう。
SHURE SM7dBなど高価なダイナミックマイクと比べれば、それは音質の広がりは限定的です。ただ、一般の人が聴いたらわからないほどでしょう(まして安価なイヤホンなどで聴けば)。
しかも、USBをPCに指すだけ、という取り回しの良さが、実売5000円未満のダイナミックマイクで実現できる、とは凄い時代になったものですね。
スマホにも対応しているCMU200
CMU200はスマホにも対応しています。Google Pixel7(Android17)で、USB接続し録音してみました。※こちらは騒音環境にはしていません。通常の室内です。
ダイナミックマイクらしい温かみのある音質で、かつ音がしっかり前にでてきている録音になっています。こちらも無加工です。Android標準のレコーダーアプリで録音しています。
USB-C有線イヤホンを同時接続できないスマホでUSB接続しますと、イヤホンが使えなくなりますが、いわゆる一方的にこちらが話すライブ配信であれば、まったく問題ないでしょう。むしろ、クリアな音質にリスナーは喜んでくれるはずです。

CMU200のスペック詳細
付属の取説によりますと指向特性はこんな感じです。

マイクタイプ:ダイナミック
指向性:カーディオイド
周波数特性:60~16000Hz
感度:-52dB V/Pa
USB感度:-12dBFS /Pa
ADC/DAC対応:16bit/24bit PCM
サンプリングレート:44.1/48/96/192 kHz
寸法:51x182mm
重量:236g

2026年9月21日時点でサウンドハウスでは、税別3980円です。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CMU200
ポッドキャスト制作だけでなく、オンライン会議などあらゆる場面で、扱いやすくコスパよく使えるCMU200は、マイク初心者に間違いなくおすすめできるダイナミックマイクと言えます。
安価であっても、さすが Classic Pro ブランドは伊達じゃないですね。すばらしい。
